令和4年6月10日に開催された定例会では、主に教育環境の充実と高齢者福祉支援に関する議題が取り上げられた。
最初に、笹原隆義議員が教育環境について質問を行った。彼は、特に東桜学館の進学実績に焦点を当て、小中学生の今後の進学先の選択肢について見解を求めた。教育長の相澤一彦氏は、東桜学館の生徒が多くの名門大学に進学していることを示しつつ、地域の教育水準についても自信を持っていると強調した。また、学力の向上についても言及し、教育環境の整備を進めていく意向を示した。
次に、高齢者福祉に関する質疑が行われた。笹原議員は高齢者の移動手段について、免許返納後の支援が必要と指摘。市長の山本信治氏は、高齢者が自立して生活を送る重要性を強調し、現状では電動自転車やシニアカーの性能について慎重に考慮していると発言。また、高齢者が安全に利用できるバスサービスの充実についても言及した。
さらに、男女共同参画についての進捗も話題に上がった。市は、育児休業取得率を15%に引き上げる計画を掲げており、必要な研修や環境整備を進めていると報告された。特に、男性職員の育児休業取得促進については、今後の取り組みが求められている。
議事日程には、救急隊と消防隊の連携についても触れられ、警戒が必要な状況において両者が協力して出動する体制の重要性が再確認された。これにより、迅速な救命活動が行えるようになることが期待されている。