令和3年9月15日に行われた天童市の定例会では、令和2年度の一般会計決算が認定されたことが報告された。
決算特別委員会の遠藤喜昭委員長は、「全員異議なく認定すべきものと決定した」と述べ、その結果として認定された議案は、一般会計をはじめ、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計など9件に及んだ。
特に、令和2年度の一般会計決算については、収入が240億円を超えた一方で、支出も同様の額に達し、バランスが取れた形になったことが強調された。これに対して、決算特別委員会が全体の健全性を確認し、異議なしとした。
次に、令和3年度の一般会計補正予算（第4号）が審議され、全ての議案が原案どおりに可決された。特に、新型コロナウイルス感染症対策としてワクチン接種に係る経費の増額が必要であったことが採決時の焦点となった。
また、天童市における個人情報保護条例の一部改正も行われ、総務教育常任委員会の鈴木照一委員長は、「デジタル庁設置法の制定に伴い、特定個人情報についての処理手続きの改正を含む」と述べた。
さらに、地方税財源の充実を求める意見書の提出についても審議され、新型コロナウイルスの影響で経済が厳しくなっている背景に対して、持続可能な公共サービスの提供を維持するために必要な措置が講じられる。
最後に、委員会提出議案が採決され、いずれも原案通り可決される運びとなった。山崎諭議長は、「すべての議事が終了したため、会議を散会する」と宣言し、午前10時32分に会議は終了した。