令和3年11月30日、天童市議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
会議の冒頭、村山俊雄議長は全ての議員が出席していることを確認し、会期は1日のみと決定した。
続いて、議会運営委員長の鈴木照一氏が、会期及び議事日程について報告した。
この報告に対し、議長は異議なしと認め、会期の定めが採択された。
この日の議題のひとつは、令和3年度一般会計補正予算(第6号)である。
山本信治市長がこの補正予算の提案理由を説明したところによると、予算に6億3,433万1,000円を追加し、総額は295億279万9,000円となる。
主要なポイントの一つは、子育て世帯への臨時特別給付金の増額である。
また、飲食店を支援するための「忘年会応援天童大復活祭」と関係する経費も含まれている。
伊藤和子議員が経済対策としてのこの補正予算について疑問を呈し、認証された飲食店の数について質問した。
大木真経済部長は、認証済み飲食店が148店舗であることを報告し、業界内の感染状況を踏まえた利用状況について言及した。
一方、伊藤氏は新型コロナウイルスの変異株による影響を危惧し、事業への影響を懸念した。
さらに、狩野佳和議員が補正予算に関連して、支援対象の飲食店の具体的な数についての回答の曖昧さを指摘した。
大木経済部長は、認証店舗が125施設であるとし、説明会には42店舗が参加した情報を共有した。
議会内では、経済への支援を求める声が多くあがった。
続いて、議第27号において、天童市特別職に属する者の給与に関する条例の一部改正も話し合われた。ただし、こちらの議題では質疑が行われなかった。
両議案ともに採決が行われ、原案通り可決された。
議会はその後、条項の整理を議長に委任し、午前10時35分に閉会した。