令和3年4月15日、天童市議会の臨時会が開催された。議長は山崎諭氏が務め、全議員が出席した。
本会議では、会期の決定や複数の議案の審議が行われた。新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済対策が主な焦点となり、合計263億4,381万4,000円の予算が示された。
山本信治市長は、令和3年度一般会計補正予算(第1号)の提案を行い、民生費の増額を強調した。ひとり親世帯や低所得者への生活支援のため、特別給付金を新たに計上することを述べた。又、商工費の増額として、天童温泉を支援する活動や飲食業の経営支援に必要な資金が盛り込まれた。
議案2件の採決では、両報告が原案通り承認され、経済施策が採択された。市税条例の改正については、地方税法の改正に伴う見直しが行われたことが報告された。特に、国内の居住者に対する税率等が再設定されたことが注目される。
さらに、介護保険条例の改正も審議され、新型コロナウイルスに関連する特例の制度設計が進められる。有識者の意見を元に、スムーズな施策を求める声も上がった。
この臨時会は本日1日のみの開催であり、全ての議題を速やかに処理することで、市の運営が滞ることのないよう運営された。議案のほとんどは異議なく通過し、最終的には議長に全ての議案について整理を委任することで閉会とされた。