令和5年6月19日、天童市議会は第3回定例会を開催し、さまざまな議題が審議された。
会議の冒頭では、全国市議会議長会会長からの表彰状が、伊藤和子議員に伝達された。
33年にわたり市政に貢献したことが評価された。
さらに、松田光也議員と狩野佳和議員も同様の表彰を受けた。
その後、令和5年度天童市一般会計補正予算(第2号)が議題に上がり、予算特別委員会の山口桂子委員長から我が市の予算に関する慎重な審査報告が行われた。
審査の結果、全員異議なしで原案可決が決定された。
この補正予算には、地域の発展が期待される重要な施策が盛り込まれている。
また、令和6年度から新たに導入される救助支援車についても審議が行われた。
福祉環境常任委員会からの説明では、劣化が進んだ既存車両から新しい環境基準に適合した車両への更新が不可欠とされた。
この件に関し、執行部は4,675万円での落札が決定しており、かつ最新の技術を用いることで消防力の向上を図ることができるとして、全会一致で可決された。
一方、免税軽油制度の継続を求める請願書も提出され、地域経済への影響が強調された。
農業用機械やスキー場で使用される軽油が対象であり、制度が廃止されることで生じる懸念が表明され、全員異議なく採択された。
この制度の重要性は特に観光業と農業にとっても大きいと見られ、地域経済を支える施策とされている。
さらに芳賀タウン南側地区の市街化区域編入に関する請願についても活発な議論が展開された。
一部議員からは地域発展のバランスに関する懸念があり、地域の状況を踏まえた慎重な審査が必要との声が上がった。
それでも採決の結果、賛成多数で採択が決定した。
今定例会ではこれらの重要な議題が無事に審議され、一定の成果を上げるとともに、今後のさらなる検討が求められることが強調された。