令和3年度第2回天童市議会定例会が、5月31日午前10時に開会した。市議会は議事日程に従い、様々な報告案件や議案を審議する。本定例会では、報告や議案の通過が予定されており、重要な内容が多々含まれている。
この日の議事は、まず会期の決定が称され、会期は5月31日から6月11日までの12日間とすることが決まった。議長の山崎諭氏は、議会運営委員会の報告を受け、会期・議事日程について異議なしと認定した。
さらに、諸般の報告が行われ、議会事務処理状況や監査結果の提示がなされた。事務局長の湯村耕司氏は事務処理状況をタブレット端末にて示し、情報を提供した。
また、報告案件では、物損事故に係る損害賠償の額の決定についての専決処分が報告された。山本信治市長は、3月に発生した消防団のポンプ車両による事故について言及し、示談成立と損害賠償の経緯について報告した。
次に、令和2年度の予算に関する繰越明許費の報告が続いた。ここでは、新型コロナウイルス感染症拡大に関連する経費や、工業団地整備、農業用施設の復旧等に対する補正予算が提案された。特に、新型コロナウイルスの影響により生活困窮者への支援強化が急務であるとアピールされている。
また、天童市固定資産評価審査委員会の委員選任にも触れられ、山本市長からの提案がなされた。市長は、再選任の必要性を述べ、議会に同意を求めた。
市議会は今後、一般会計補正予算や高規格救急自動車の取得に関する議案の審議を進める予定だ。特に、補正予算は新型コロナにより影響を受けた市民への支援施策が含まれており、その実施に向けた審議に注目が集まっている。また、教育や福祉に関連する議案の扱いも重要視されている。議会運営委員会の報告によれば、今後の進行は速やかに進められる見込みだ。