令和2年3月27日、天童市議会は第6回定例会を開会した。会期は3月18日までの21日間と決定された。議題としては、天童市高齢者健康福祉施設の工事契約に関する変更、予算関連の議案が多数上程された。
特に高齢者健康福祉施設の工事契約に関して、山本信治市長が地盤の問題に言及した。そのため、契約金額の変更が必要となった。この変更は工期の都合上、迅速な対応が求められたことから、専決処分で承認が求められた。市長は「柔軟に対応し、必要な工事を速やかに進める」と述べた。
また、令和元年度の一般会計補正予算についても話題に上った。この補正予算は、総額273億478万8,000円に至り、市税の増加を反映した内容となっている。特に法人市民税やたばこ税の増加が挙げられ、今後の財政基盤の強化にも寄与する見通しとされた。市長は「持続可能な財政運営を確保しつつ、優先度に応じた事業選定を行った」と強調した。
議会では、予算特別委員会の設置も決定された。この委員会は、上程された予算議案の詳細な審査を行い、意見を集約する役割を担う。委員会は3月18日に報告を行う予定となっており、議員からの期待も大きい。