令和2年12月14日に行われた天童市の定例会では、市政に対する一般質問が行われた。
鈴木照一議員は、山本信治市長の4期目に向けた考えとデジタル化の推進について尋ねた。鈴木議員は、山本市長のこれまでの12年の市政運営が市民から高く評価されていると述べ、特に新型コロナウイルス対策の重要性を強調した。
山本市長は、4期目の市政に当たり、安全・安心なまちづくりを第一に掲げるとし、豪雨や新型コロナの影響を受ける事業への支援について具体的な施策を示した。市長は特に、子育て支援や地域活性化のための新たな施策も検討する意向を示した。
次に、デジタル化推進についても鈴木議員は質問した。市長は、国のデジタル庁設立に基づく取り組みや市民サービス向上に向けた施策を述べ、さらなるデジタル変革が必要であると認識を示した。
続いて、武田正二議員は、感染症拡大の影響に対する市の財政状況や市民病院の経営状況、支援策についての質問を行った。市長は、コロナ対策のための国からの補助金の重要性を説明し、特に医療機関への支援が重要であると述べた。
古澤義弘議員は、防災士の役割や地域の防災力向上についての質問をし、天童市内の防災士の登録状況を示しながら、その重要性を再強調した。また、犬の飼育が増えていることから、ドッグランの整備を提案した。
笹原隆義議員は、東京オリンピック・パラリンピックに関連したホストタウンとしての役割や、コロナ禍における市民とのオンライン交流の可能性について指摘した。この参加を通じて市民の国際感覚を養う努力を求める声が上がった。
会議は、県及び国との協力で進められる様々な施策について市民への情報発信の強化と、地域の安全保障、それに伴う十分な支援体制を作ることが必要であるとの認識で終了した。