令和4年12月19日、天童市議会(第6回定例会)が開催された。
本定例会では、補正予算を含む重要議案が審議された。
主な議案として、令和4年度天童市一般会計補正予算(第7号)が挙げられる。これは、特別職の期末手当等に関わるもので、予算総額は315億867万9,000円となる見込みである。この補正予算は財政調整基金の繰入金を財源とする。
さらに、様々な特別会計に関する補正予算も可決された。特に、介護保険や国民健康保険に関する議案は、いずれも原案通りの可決に至った。これに対し、議員からは質疑は出ていない。
天童市職員の定年に関する条例や、給与に関する条例も改正され、定年年齢が65歳に引き上げられる。これに対して、関係者の経験を生かす配置が行われるとされている。
また、シルバー人材センターに関連する議論が重要なテーマとして浮上した。特にインボイス制度により、同センターが直面する税負担の増加をめぐり、特例措置が求められる意見書が採択された。担当の山崎諭総務教育常任委員長は、センターの社会貢献を考慮し特例措置が必要であると主張した。
このように、多くの議案が提出され、委員会において慎重な審査が行われた。議会運営委員会では、新たに提出された意見書の扱いについても協議が行われ、本定例会での審議が終了した。意見書に関しては議会内での温度感が異なる意見も見られたが、最終的に可決される見通しが立った。
議会は市民からの信頼を受けるべく、今後も積極的な対応を求められ、地域への貢献に努めていく所存である。市長の山本信治市長は新型コロナウイルスの影響や経済活動への影響に触れ、今年の終わりを挨拶しつつ来年のさらなる飛躍を期待すると述べた。