令和3年12月20日、天童市議会は定例会を開き、補正予算や条例改正に関する議案を審議した。
出席議員は21名で、議長は村山俊雄氏が務め、会議は迅速に進行した。今回は比較的多くの補正予算案があり、議案の一括採決が行われた。
補正予算では、特に子育て世帯への臨時特別給付金が挙げられた。山本信治市長は、この補助金が現金支給となることを強調し、必要な予算の増額を説明した。また、米価下落による農家支援のための経費も計上された。
さらに、議会運営委員長の鈴木照一氏は、追加議案の取り扱いについて報告。議会会期中の合意形成の重要性が示された。これを受けて、全議案が原案通り可決されたことが確認されている。
環境福祉常任委員会では、国民健康保険条例の改正内容について、出産育児一時金の改定が明らかにされるとともに、要件の緩和が必要とされる状況についても質疑が行われた。水戸芳美常任委員は、採決の結果をもって全員異議なく可決されたことを報告した。
次に、経済建設常任委員長の武田正二氏は、手数料条例の改正について説明した。審査手数料の引き上げが必要とされる理由として、審査業務の増加が挙げられる。委員からの質問もあり、根拠の明示が求められた。これに伴い、全て原案通り可決された。
最後に、市長の挨拶があり、コロナ禍での市民生活への影響と経済対策事業について触れ、今後の対応を期待する旨が示された。令和3年の年末に向けた経済対策を引き続き行うことが表明された。議長は、議会運営の協力を求めつつ、閉会を宣言した。市全体の福祉や市民生活の向上に向けた意欲が見受けられる会議となった。