令和2年6月8日、天童市議会は第4回定例会を開催した。
議会では主要な議題が提案され、各議案についての質疑が行われた。
会期は6月8日から17日までの10日間とすることが決定され、議事日程が確認された。
まず、会議録署名議員には佐藤孝一議員、五十嵐浩之議員、野口さつき議員の3名が指名された。
その後、山本信治市長が令和2年度第4回天童市一般会計補正予算(第3号)について報告。
補正予算は新型コロナウイルスの影響で一人親家庭への支援金の支給対象を広げるため、920万円の追加が図られた。
市長は財源として財政調整基金からの繰入金の使用を提案した。
木村議員が「この支援策の必要性を強調した。
特に、収入減少が続く一人親家庭への支援は急務」と発言した。
また、「令和元年度天童市一般会計予算繰越明許費の報告」も行われた。
国の補正予算や工期の都合により、地籍調査事業などの繰越が報告された。
質疑では、山崎議長が「今後の監視の重要性」を訴え、山本市長が「市は適切に進捗を確認する」と明言した。
予算特別委員会も設置され、議案に対する付託が行われることとなった。
また、農業委員会委員の任命についても議論され、会議では19名の委員が選ばれることが確認された。
山本市長は「任命候補は多くの経験と根拠を持つ適任者である」と述べた。
その後、天童市の山口地域交流・活性化センター新築主体工事の請負契約についても決定した。
工事は東海林建設株式会社が受注し、入札率は93.3%であったことが報告された。
最後に、軽油引取税の課税免除の特例措置についての請願も提出され、今後の観光産業の支援が求められた。
これによりスキー場産業の継続に向けた政策が強化される見込みである。
議会は午前10時35分に散会した。