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コロナワクチン接種進展と生理の貧困問題深刻化

天童市議会で新型コロナワクチン接種、子育て支援、生理の貧困問題が議論された。
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令和3年6月4日に実施された天童市議会における定例会では、多くの重要なテーマが議論された。

その中でも、新型コロナウイルスワクチン接種に関する質疑が特に目を引く。笹原隆義議員(てんどう創生の会)は「高齢者への接種について」の質問で、接種状況や予約キャンセル時の対応について問うた。これに対し、山本信治市長は「65歳以上の高齢者に対する接種は5月11日から開始し、現在までに7400人の1回目接種を終えている」と回答した。さらに「今後は個別接種体制の充実を図る」との意向も示した。

また、接種予約方法についても言及があり、高齢者の利用が困難なインターネット予約が使用されたことへの批判も出た。市は今後、電話予約の改善に取り組む意向を示している。

次に、市の子育て支援についても言及があった。笹原議員は「保育需要の現状」と、保育士への支援を強調し、困難な状況の中で働く保育関係者への理解と応援が求められるとした。市長は、感染症対策に関する支援や補助制度について説明し、今後とも保育環境の充実に努めると述べた。

また、エール天(10)事業についても質疑があり、この施策は新入生に入学応援金を提供するもので、将来の子育て世帯の支援につながるとの市長の発表がなされた。

さらに、野口さつき議員(公明党)が取り上げた生理の貧困問題も注目を集めた。「生理用品の無償提供」について、市は現段階ではまだ考えていないが、今後の相談状況を注視する方針だ。

多様性への配慮として、制服選択の自由に関する議論も行われた。市内学校で徐々に制服の選択肢を拡大している状況が報告され、教育長は「引き続き全校へ導入を検討していく」との意向を示した。

今後の議論の行方と市がどのように市民の期待に応えられるかが注目されている。

議会開催日
議会名令和3年6月定例会(第2回)
議事録
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