令和4年6月17日、天童市議会の定例会が開催され、重要な議案が審議された。議会では、令和4年度一般会計補正予算のほか、健康増進施設の設置に関する条例などが可決された。
まず、予算特別委員会からの報告において、議第4号の「令和4年度天童市一般会計補正予算(第1号)」が原案通り可決される。委員長の山口桂子氏は、この補正予算が教育費を増額するものであることを強調し、学校給食で使用する食材の価格高騰への対応策が盛り込まれていると述べた。
次に、経済建設常任委員会からは、議第5号の健康増進施設に関する条例設定が報告され、原案通り可決される。委員長の武田正二氏は、新たに設置される施設が市民の健康増進に寄与することへの期待を表現した。
消防関連の議案についても、議第6号「消防ポンプ自動車の取得について」が原案通り可決された。委員長の山崎諭氏は、老朽化した消防ポンプ自動車の更新が火災や災害対応力の向上につながることを強調した。
その後、議第7号の令和4年度一般会計補正予算(第2号)についても審議され、原案が可決された。市長の山本信治氏は、教育費や地域活性化に向けた予算の増額が必要であるとの認識を示した。
また、議第8号では(仮称)干布地域交流・活性化センターの新築主体工事請負契約についても可決。市が地域の活性化を意識して進めているプロジェクトが形になることが期待される。
最後に、議員定数や報酬に関する報告が行われ、今後の議会運営に影響を与える可能性が示唆された。水戸保議員が議員定数を21に減少させる方針を述べ、議員報酬の見直しも必要であるとの意見を表明した。
定例会は全案件を終え、村山俊雄議長のもとで無事に閉会された。