令和5年12月18日に行われた天童市議会第6回定例会では、複数の補正予算や条例改正が審議され、全ての議案が原案通り可決された。
特に、令和5年度天童市一般会計補正予算(第5号)については、予算特別委員会によって原案可決され、物価高騰対策として低所得者世帯への重点支援給付金の追加給付が含まれた。また、他の複数の会計補正予算も同様に可決され、市民生活への支援が強調された。
会議では、令和5年度国民健康保険特別会計補正予算や介護保険特別会計補正予算についての議論も行われた。これらは、適切な福祉サービスを維持するための財源として重要視されていることを、山本信治市長が強調した。
さらに、天童市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する条例の改正についても審議され、いくつかの基準が見直された。この改正により、こども家庭庁設置法に基づく新たな基準が設けられ、市の保育制度がより強化される見通しだ。
加えて、高齢者健康福祉施設の管理に関する条例の一部改正も承認され、株式会社山形環境エンジニアリングが新たな指定管理者として選定された。これにより、今後のサービス向上が期待される。
市道の認定についても審議が行われ、今後のアクセス改善や地域活性化に寄与することが見込まれている。さらに、職員の給与に関する改正も適用され、基本的な待遇の改善が図られることとなった。
このように、令和5年の総括として、市議会は市民の生活向上を図る一連の対策を了承した。市長や各委員長からは、引き続き予算の適切な執行が市民の福祉に繋がるとの期待が寄せられた。市の発展と住民満足度向上に向けた今後の施策にも注目が集まる。