令和5年5月射水市議会臨時会が5月10日に開かれた。
この臨時会では、議案第28号や報告第2号に関する討議が行われた。市長の夏野元志氏は、去る5日に能登地方を震源とする地震に関し、被災者へお見舞いの意を表した。この地震の影響により、本市でも震度4が観測されたことを受けて、地域防災力の向上を図る方針を示した。
今回の議案第28号、令和5年度射水市一般会計補正予算(第1号)の内容としては、歳入歳出にそれぞれ3億600万円を追加し、予算総額を386億6,600万円とすることが提案された。また、特に低所得の子育て世帯への支援を強調し、児童1人当たり5万円の生活支援金を給付することが決定された。
質疑の時間では、議案に対する質問はなく、質疑はすぐに終結した。次に、予算特別委員会が設置され、議案の付託が行われた。審査の結果、全会一致で予算特別委員長からの報告が可決されたことが発表された。
高畑吉成氏は、総務文教常任委員長として報告を行い、専決処分が承認されることになった。具体的な改正内容には、環境性能割の特例規定の削除、固定資産税の特例措置の創設などが含まれた。
議案の採決は賛成多数で成立し、選出された議員の全員が賛成票を挙げ、議案第28号が原案の通りに可決されたことが確認された。
この後、臨時会は全ての議案を終了し閉会した。議長の山崎晋次氏は、参加議員に労をねぎらった。この日は、出席議員の数は21名であり、定足数が確保されていることも確認されていた。今後の市議会においては、予算の執行状況が注視されることになる。