令和4年3月7日に行われた塩谷町議会定例会では、町が進める"誰もが安心して暮らせるまちづくり"および"ウェルビーイングの推進"に関する質疑が行われた。
鈴木惠美議員は、ロシアによるウクライナ侵攻に言及し、町の孤立感や不安定な社会に対して強調した。その上で、地域の高齢者や子育て支援を中心に、町民の精神的な安定に努めるべきと述べた。町長見形和久氏は、独居高齢者への訪問などを行い、家庭訪問や相談窓口の設置を進めていると報告した。
さらに議員は、コロナ禍での休園状況に対し、保護者への案内方法の見直しを提起した。現在、大宮保育園では約62%が自主休園を選択しており、高齢者以外にもさまざまな孤立層への施策が求められている。
鈴木議員が持ち寄った具体的な支援方法の提案には、教育現場における児童のタブレット利用を通じた相談体制の整備が含まれており、教員との連携を通じた個別支援が本町の発展に寄与する見込みだ。
町長は、これからも独居者や家庭に寄り添った施策を徹底し、具体的な取り組みを進めていく必要があると答弁した。一方で、自治体における個人情報保護条例の運用についても、議員から様々な意見が寄せられ、より透明性のある運用が求められることが再確認された。
このように議会は、孤立対策や高齢者支援の必要性、個人情報保護の重要性をあらためて議論した。その中で、町民の生活や安心な暮らしに寄与するための取り組みの必要性が強調された。
今後も、このような問題に対する取り組みが求められ、持続可能な社会の形成に向けた施策が進められることが期待されている。