令和6年6月4日に開催された第2回塩谷町議会定例会では、重要な議案が上程され、全てが承認されました。
議長の和氣勝英氏は、出席議員に開会を宣告し、本日の議事日程に基づいて進行しました。
まず、会期が本日から7日間と決定されました。次に、町長の見形和久氏は、提出議案について説明しました。
今回提出された議案は、14件です。具体的には、専決処分や条例改正、補正予算が含まれています。
特に注目されるのは、塩谷町税条例の改正です。税務課長の大島郁夫氏は、「本改正により職権による減免を可能にし、再生可能エネルギー発電設備への減免対象を拡大した」と説明しました。また、橋本巖議員は、一定のバイオマス発電設備が対象となることについて、今後の計画について質問し、今後の事業展開の可能性が述べられました。
また、国民健康保険税条例の改正について、賦課限度額が引き上げられることが明らかにされました。このことに関して、議員から賦課限度額が具体的にいくら上がるのかとの質問があり、税務課長は「約2万円ほど上がる見込み」と応じました。
さらに、一般会計の補正予算案も可決されました。低所得者支援及び定額減税に関する給付金事業が盛り込まれており、総額約3,770万円の追加が決定されました。これにより、財源の確保や支援制度の充実が期待されます。
議案第8号においては、国民健康保険特別会計が可決しました。マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴うシステム改修が行われ、塩谷町の登録率は国民健康保険が56%、後期高齢者医療が46%に達しています。住民からのマイナンバーカード取得の遅れが課題として浮上しました。
最後に、会議の質疑を経て全議案が原案通り可決されました。議長は、会議終了を宣言し、議事を無事に終えたことを報告しました。町民のニーズに応えるため、今後も鋭意努力する姿勢が示されました。