令和6年6月4日、さくら市議会の定例会が開会した。
本日は、議会運営委員会での協議に基づき、会期が17日間と決定された。出席議員は18名で、全員の参加が確認された。
会議は、議長の笹沼昭司氏が冒頭、議事を進行する中で、先日行われた全国市議会議長会で特別表彰を受けた鈴木恒充議員の功績を称えた。鈴木議員は在職20年を迎え、地域住民への貢献が特に評価された。また、福田克之議員も感謝状を受け、功績が認められた。
市長の花塚隆志氏は祝辞の中で、鈴木議員の功績を称えつつ、今後も地域市政のために引き続き尽力してほしいと述べた。これに対し鈴木議員は、自身のこれまでの活動を振り返り、今後も市民のために精進していく意向を示した。
議事は議案の審議に移り、まずは議案第1号、行政手続における特定の個人識別用番号の利用に関する条例の一部改正が審議された。本案は、法律改正に伴う所要の手続きの見直しであり、質疑が行われた結果、異議なく可決された。続いて、さくら市税条例や都市計画税条例の改正など、その他の議案も同様に審議を経て可決された。
特に注目すべきは、議案第5号で、一般会計補正予算に関しての説明が行われた。これは、既定予算に対して追加となるもので、総額は約220億9,492万円にのぼる。歳入、歳出ともに細かい内容が説明され、議員の質疑に対しても詳細に応じた。
また、報告も多く行われ、さくら市の各種費用の繰越や事故繰越に関する説明があった。これに関して、加藤誠一議員からも質疑が行われ、用地交渉に関する意見も提出された。最後に、請願及び陳情の委員会付託について議題となり、各委員会に付託されることが決定された。
今回の定例会は、市議会の運営や市民活動への感謝が表される重要な機会となった。今後の会期においても、引き続き市民の声に耳を傾けながら、議会の機能を果たしていくことが期待される。