令和6年第2回壬生町議会定例会が6月11日に開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。特に小川律男議員の一般質問では、安塚地区の雨水対策についての具体的な議論がなされた。
小川議員は、近年の気象変動による集中豪雨が地域に与える影響を懸念し、安塚地区の雨水処理の現状について質問した。町長の小菅一弥氏は、近年の降雨傾向に対応するための進行中の施策を説明した。特に、北部第二排水区における管渠整備や、雨水浸透施設の整備が進んでいるとのこと。
さらに小川議員は、今後の見通しや壬生町雨水貯留浸透施設設置費補助制度について触れ、市民の雨水対策への関心の高さを示した。町長は、降雨時の処理能力向上のため、さまざまな整備を計画していると強調した。
次に、部活動地域移行について、小川議員は地域でのスポーツ指導体制の構築が求められている現状を指摘。この点に関して、教育次長の伊澤隆氏が部活動指導の地域移行に向けた取り組み状況を説明した。特に、地域の人材活用によって、教員の負担軽減と学生へのより専門的な指導が可能になるとも述べた。
さらに、持続可能なまちづくりの必要性についても話題になり、若年女性人口の減少を防ぐための施策や、災害時の自治体間連携の強化が求められた。特に防災面では、近年増える自然災害に対処するため、自治体間の連携を深める重要性が強調されている。
また、市民サービスの充実に向けて、給食費無償化の見直しや、認知症対策についての具体的な提案がなされた。特に、後藤節子議員は、学校給食の無償化の必要性や、認知症予防の観点からの健康づくりへの取り組みを求めた。