令和6年第1回塩谷町議会定例会が、3月15日に開催された。
本会議では、19件の議案や2件の陳情が審議され、様々な条例の改正や新年度予算が採択された。
議案の採決では、塩谷町地域医療整備基金の設置に関する条例の制定が行われ、議員からは「地域医療の充実が求められる」との意見が相次いだ。
当該議案について、鈴木惠美議員は「地域の医療体制の整備に寄与するもので、必要不可欠な措置」と強調した。
次に、塩谷町介護保険条例の一部改正が行われ、橋本巖議員は「介護保険料の引き上げが地域住民に与える影響を考慮し慎重な対応が望まれる」と述べた。
介護保険事業計画に基づく適切な運営が求められる中、これに対する賛成と反対の意見が飛び交った。
令和6年度の一般会計及び特別会計予算については、富田達雄議員が「財政状況は厳しいが、町民生活に必要な施策を着実に進める必要がある」とし、各予算が議論された。一般会計予算は59億8,500万円と前年度比で減少していることが報告され、収入の確保や歳出の抑制に向けた意見が交わされた。また、鈴木惠美議員は「高齢者医療の質を保つための予算は適切に計上されている」とし、予算案に賛同する姿勢を示した。
さらに、塩谷町の水道事業についても議論され、水道事業会計予算が2,000万の赤字を見込んでいることから、財政改善に向けた施策が求められる。
会議の中で、陳情「政党機関紙の庁舎内勧誘行為の実態調査を求める陳情」は不採択となり、町の立場が再確認された。また、新型コロナワクチンの副反応に関する陳情は継続審査となり、引き続き町民の健康問題が重要視されている。
町長の報告では、新庁舎附属棟の建設が進められていることが説明され、町の行政機能の強化が図られているとのことだった。
£会議はさまざまな意見交換により、町民にとって必要な施策の実行とその支援が確認され、閉会しました。