令和5年9月5日、塩谷町議会の定例会が開かれ、多くの重要な議題が扱われた。
議長の和氣勝英氏のもと、開会が宣言され、会議録の署名議員として冨田達雄氏と斎藤定男氏が指名された。会期は本日から9日間に設定された。
提案された議案は計25件であり、特に新庁舎関連の議案が注目を集めた。塩谷町長、見形和久氏は、豪雨による災害状況の報告を行い、その影響を分析するとともに、今後の対策について言及した。
見形町長は、発言の中で、今回の豪雨の影響を詳しく説明した。南東からの湿った空気の影響で、大気が不安定になり、局地的な大雨が発生したことが主要な要因だと述べた。特に宇都宮市では1時間あたり110ミリの降雨量が記録され、避難指示も出された。
続いて、町長は新庁舎第3期敷地造成工事に関する工事変更請負契約の締結について説明した。契約変更の理由は、駐車場への照明機材の設置や調整池の利活用促進に必要な工事を追加するためであり、議会の了承を求めた。この議案は賛成多数で可決された。
次に、梅澤裕議員から例示として塩谷町議会運営システム構築業務に関連する業務委託変更契約が提案され、出退表示設備の追加が意見として挙げられた。これも原案通りに可決した。さらに、財産の取得に関する議案も挙げられ、こちらも全員賛成で可決された。
特に注目されるのは、経済環境の変化を見据えた予算調整であった。令和5年度の補正予算についても多くの議員から意見が交わされ、特に生活支援に関連する施策に関する期待が見られた。