令和2年3月10日、塩谷町議会にて定例会が開催された。
今回の議題は多岐にわたり、特に町立小・中学校に関する学力や運動能力、またICT教育の導入についても議論された。これに加え、転出人口を抑制するための施策についても活発な意見交換が行われた。
福田徳弥議員は、町内の小学校と中学校の学力状況について尋ね、栃木県内の他校と比較した際の結果を求めた。教育長は、各学年の学力の傾向を分析し、特に中学生の学力向上を図るために授業改善や家庭学習の定着が必要であると述べた。
続いて、福田議員はICT教育の導入について質問。教育長は、令和2年度からハード面の整備と教員のICT教育意識向上に向けた取り組みを進めると説明した。また、この教育が子供たちの記憶力に影響を与える可能性についても触れ、学校教育における収束的な視点からの議論を進める必要性を示唆した。
さらに、転出人口の抑制について、町長は現在の施策についての認識を示し、特に子育て支援の取り組みについて評価した。福田議員は交通の利便性が若い世代の町外転出に影響を与えているとし、町内の公共交通の使い勝手向上を求めた。
また、和氣勝英議員は庁舎整備について質問し、開発及び雨水処理の計画に関する詳細が求められた。町長は、庁舎整備にあたり、地域におけるインフラ整備も考慮し、今後の進展を見守る姿勢を示した。