令和2年7月6日、塩谷町議会臨時会が開催され、主に補正予算や財産取得に関する議案が審議された。
最初に、町長の見形和久氏が新型コロナウイルス感染症対策について報告を行った。議長である直井美紀男氏からは、会期を本日1日と決定する旨が伝えられた。その後、議案の一括上程が行われ、議案第1号及び第2号の専決処分の承認が求められることとなった。
議案第1号では、令和2年度塩谷町一般会計補正予算について、「総額68億160万円とし、補正分2,150万円が追加される」と見形町長が説明した。これに対し、橋本巖議員から債務負担行為補正の内容について具体的な質問があった。産業振興課長の星育男氏が、「町民がアクセスしやすい施設の案内看板を整備する」と答えた。
次に、議案第2号の専決処分が審議され、町長は「特別会計補正予算には470万円が追加される」と述べた。この補正は、重複服用や多剤服薬の問題に対応するもので、委託先の国保連合会による訪問指導が含まれることが強調された。橋本議員は、訪問指導の際の個人のプライバシーに関する懸念を表明し、住民課長の柿沼佳子氏は「委託契約に個人情報保護の文言が含まれている」と説明した。
議案第3号では、学校給食センター配送車の取得について審議され、教育課長の吉成伸夫氏が「2台分の購入で、予定価格1,260万7,500円」と説明した。入札に参加したのは2社で、最高入札額は1,111万5,100円と報告された。
続いて、特別委員会からの中間報告が行われ、新たな6次産業化について検証がなされた。特別委員長の冨田達雄氏は、委託料の適正性や6次化商品の売上げを検証した結果、いくつかの問題点を指摘した。
最終的に、全ての議案が賛成多数で可決され、本日の会議が閉会された。議会では、町の医療費や健康診断の重要性が再確認され、住民への健康対策が強調された。新型コロナウイルスに対する未練とともに、町民の生活向上を目指す姿勢が見受けられた。