令和4年12月、塩谷町議会定例会が開催され、重要な議題が多く取り上げられた。各議員は、特に学校規模適正化やデジタル活用についての質問が目立った。町長の見形和久氏は、学校規模適正化の進捗状況について、町の児童生徒数が減少する中での整理整頓を進めていると説明。具体的には、学校規模適正化検討委員会を設置し、議論を重ねていることを強調した。
また、議員からは、保育所におけるコロナ感染対策にも多数の意見が寄せられ、特に未満児に対するコロナ対策や健康状況の観察が重要であるとの声が上がった。さらに、保護者からは、公用車を使用した送迎についても多くの意見があり、町長は今後の課題として認識していると応じた。
次に、高校生通学費補助策についての提案も挙がった。交通手段の不足と費用負担が大きい中、即時的な通学費補助の実施を求める声が挙がったが、現在の町の方針ではバス運行の見直しを優先して行うとのことだった。議員は、実際に保護者から提出された意見をもとに、具体的な支援策の必要性も指摘。特に運転手不足を解消するために、看護師の配置が望まれるとの意見も寄せられた。
最後に、(仮称)総合福祉センターの整備が進められている点についても言及。町長は、社会福祉や子育て支援を兼ね備えた拠点施設を目指し、基本計画の策定を行っていると紹介した。これに対して、町民からの理解促進が今後の課題として挙げられた。