令和3年6月15日に開催された第4回塩谷町議会臨時会では、一般会計補正予算が審議された。
本臨時会では、令和3年度塩谷町一般会計補正予算第2号が上程され、歳入歳出それぞれ5,441万円を追加した。
予算総額は67億3,731万円となり、給付事業や情報機器整備費補助金が盛り込まれている。
町長の見形和久氏は、補正予算の詳細を説明した。特に、低所得の子育て世帯への給付金や教育関連の予算が強調された。
また副町長の杉本宏之氏は、過去の議会での返還金の取り扱いについて、裁判の結果を見極めた後、改めて上程する意向を示した。
議会内では多くの質疑があり、前回否決された理由について議論が交わされた。
橋本巖議員は、前回の否決が議会の責任転嫁のように聞こえると指摘した。
その一方で、副町長は議会の理解を得られなかったとの反省を述べ、説明不足を謝罪した。
議会は今回の補正予算を原案通り可決し、町民の財政負担を軽減する意図が確認された。
また、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況についても報告があった。
副町長は、接種率が42.7%であり、順調に進んでいると伝えた。この情報は町民への安心感を与えるものとされている。
今後は、接種対象者や優先順位を明確にしながら、接種を進める方針が示され、議会からも評価されている。