令和3年第7回塩谷町議会臨時会が10月15日に開催され、多くの議案が上程された。
主な議題としては、専決処分の承認、一般会計補正予算、環境審議会条例の改正、新庁舎建設工事の契約などがあり、特に新庁舎建設に関する案件が注目された。
町長の見形和久氏は、議案の説明において新型コロナワクチンの接種進捗状況に言及した。接種は10月14日現在で、高齢者を含む対象者の82%が一回目の接種を終えていると報告した。接種は順調に進んでおり、今後も数回の接種予定があると述べた。町長は、「新庁舎建設の安全性と防災機能を強化するため、議会の承認を求めます」と強調した。
また、専決処分として提出された令和3年度塩谷町一般会計補正予算では、庁舎建設事業に関連した工事費が減額されたことが議論された。議案第2号の環境審議会条例の改正提案は、委員の構成に関するもので、現行の団体名変更に伴う対応が説明された。議員の質疑では、塩谷町内の地元業者の活用が強調され、「特に地元企業育成の観点から、業者に強い要望をしてほしい」との意見が出された。
庁舎建設に関連する議案第3号では、公共工事の透明性が強調され、業者選考について慎重な手続きが取られたことが寄せられた。円滑な工事進行のため、地元業者の積極的な参加が求められ、町長はその重要性を再確認した。また、環境保護に配慮した新庁舎建設が求められており、具体的な計画や工程の説明を求める議員も見受けられた。
最終的に、全ての議案は原案の通り可決され、町民の期待に応える姿勢が表明された。議会は、今後の庁舎建設や環境問題への対応に力を入れ、地域の発展を図る考えである。