令和元年5月9日に塩谷町議会が臨時会を開催した。
この会議では、4件の議案が審議され、いずれも可決された。
議案第1号では、平成30年度の一般会計補正予算について専決処分の承認が求められ、町長の見形和久氏がその必要性を説明した。
予算の組み換えは、国の補助基準が厳格化されたことに起因する。
特に浄化槽設置費に関する補助金については、新基準に対する対策が必要であるとされた。
この補正予算は、今後の環境基準に対応すべく行われるもので、議題に上がった際には、9番橋本巖議員から質疑が挙がった。
橋本議員は、国の補助基準の変更が町の財政に与える影響について疑問を呈した。
次に、議案第2号である塩谷町税条例等の一部改正についても、町民の生活におけるメリットやデメリットが議論された。
この改正には、個人住民税における非課税措置の対象拡大や軽自動車税の課税形態変更が含まれている。
また、子供の貧困に対する対策として、新たに単身児童扶養者を対象とする非課税措置が導入されることが決定された。
この件に関しても、橋本議員から質問があり、税務課長の柿沼善和氏が詳細を説明した。
さらに、第3号議案として国民健康保険税条例の改正が審議された。
こちらも全員の賛成により、承認された。
最後に、議案第4号では町の財産取得に関する審議が行われたが、これも特に問題なく進行した。
この臨時会は、全ての議案が可決されたことで終了した。
町長は、議員への感謝の意を表し、今後も町民のために取り組む姿勢を示した。