令和5年6月6日、塩谷町議会の定例会が開会された。
議会においては、冨田達雄議員が議長を辞職し、後任の議長選挙が行われた。新たに和氣勝英議員が議長に選任され、議会の運営方針について意気込みを語った。和氣議長の就任の挨拶では、町民目線を重視した議会運営が強調された。
また、副議長には篠原操議員が選出され、議会の機能強化が期待される。議案が一括上程され、専決処分が含まれた多くの議案が審議された。
特に注目されたのは、令和5年度の一般会計補正予算に関する議案だ。これには新型コロナウイルスワクチン接種に関連した予算が含まれており、町民に対する支援策が計画されている。さらに、税条例の改正により、課税制度の透明性や公正性を確保する動きも見られる。
塩谷町長の見形和久氏によると、栃木県内の求人倍率が上昇し、雇用情勢が改善しているとの報告もあり、町としての経済対策が求められる場面でもある。また、低所得世帯に対する生活支援特別給付金の給付対象についても説明され、町民の生活支援に向けた施策が進められることが強調された。
この日の議会では、住民からの信頼を得るために、議会の議事運営や情報発信にさらなる努めが必要であるとの意見が相次いだ。議会の運営が透明であることが、町民との信頼関係を築く基盤となることが期待されている。