令和2年3月3日、さくら市議会定例会が開かれ、さまざまな議題が取り上げられた。
最初に議論されたのは、ハザードマップについてである。矢澤功議員は、防災の重要性を再確認し、現行のハザードマップについて意見を述べた。矢澤議員は、具体的には「地域の高低差を示せるマップ作成」が求められると述べた。自助・共助の意識が大切であり、自分自身の防災マップを作るための情報としても役立つとの考えだ。市長の花塚隆志氏は、この要望に対し、「住民に分かりやすい防災マップの作成に努める」との前向きな答弁をした。
次に、蒲須坂駅周辺の整備について話題に上がった。この駅は、さくら市にとって貴重な交通拠点であり、矢澤議員はその再開発の重要性を指摘した。特に、蒲須坂駅周辺には企業誘致のポテンシャルがあるとの主張があり、これを活かす方策を求める意見が寄せられた。花塚市長は「蒲須坂駅周辺の整備についてはバランスを考えながら進めていきたい」と強調。地域住民の期待を受けながら、整備計画の姿勢を示した。
そして、新型コロナウイルス感染症対策に関する議論もあった。永井孝叔議員は、感染症の対応として市民の安全を最優先にした方針が求められると述べた。市長は、臨時休校の決定や緊急時の健康対策について詳細に説明。特に学校関連の状況や給食の取り扱いについても触れ、慎重な対応が続けられることが確認された。