令和6年第1回さくら市議会定例会が行われ、多岐にわたる議題が審議された。
特に注目されたのは、一般会計予算に関する議案であった。加藤朋子議員は、令和6年度さくら市一般会計予算案が216億6400万円にのぼり、4.2%の増加となることを指摘した。特に市税は66億3918万5000円である。
また、消防団員の定数についても言及され、全体の430名に削減予定である。現状の団員数408名に対し、団員確保の必要性も強調された。一般団員355名である一方、機能別団員は53名と不足しているため、地元企業への働きかけも行う計画である。
その他、議案第1号では非常勤職員の報酬や費用弁償に関する改正が行われ、細かい審査が行われた。質疑応答でも活発に意見交換が行われ「24名の委員のうち、保育園代表の委員が引き続き子育て会議に参加する」との報告もあった。これに加え、議案第8号では都市計画と土地区画整理事業の関係条例が審議されており、地域の発展に向けた重要な議案となる。
加えて、いくつかの陳情や請願が提出され、特に江川の橋の撤去に関する請願が採択された。市民の声が反映される形となり、議会の役割が示された形である。
最後に、議長の辞職が突如として提出され、笹沼昭司氏が新たに選出された。これにより、地元議会としての信頼回復が求められる中で、進行中の課題への取り組みが期待される。