令和5年6月16日に開催された令和5年第2回さくら市議会定例会では、多くの議題が討論された。
主な議題には、各常任委員会の行政視察研修報告、議案第7号の2023年度さくら市一般会計補正予算、請願第1号の野球場整備に関する請願などがあった。
各委員会の研修報告では、総務常任委員会が石川県と富山県を訪問し、スマートシティの取り組みや観光振興について学び、文教厚生常任委員会は野々市市や白山市等で子育て支援事業や共生のまちづくりについて報告した。
特に、野々市市の施策に関しては、幼児教育の質を向上させるための保育士定数の改善が注目された。
議案第7号については、さくら市の一般会計補正予算が審査され、全ての常任委員会からの報告を受けた後、質疑が行われた。特に駐車場の電子申請に関する質疑が多く寄せられた。この議案については、全会一致で可決される見通しとなった。
さらに請願第1号では、硬式野球の練習場が市内で不足していることを考慮し、整備の必要性が強調された。「市外での練習が行われている現状で、硬式野球場の整備は不可欠である」との意見が出され、全員賛成で採択された。
今回の会議では他にも、議員派遣や各委員会の閉会中の継続調査などが承認され、教育委員会の新メンバーの挨拶や、表彰状の伝達も行われた。これにより、議会の活性化が求められる中でも、議員たちの経験を活かして市民の声を届ける重要性が再確認された。
最後に、副市長や各部長からの報告もなされ、会議はスムーズに進行し、終了となった。議長からは、「今後も市民のために誠心誠意取り組んでいくことが重要だ」との発言もあり、会議が締めくくられた。