令和2年第3回さくら市議会臨時会が、2020年7月7日に開催された。議会では、議案の承認や予算の補正が中心議題となった。
花塚隆志市長は、議案第1号として令和2年度一般会計補正予算(第5号)の承認を求めた。補正予算は、111万5,000円の追加を含み、総額は234億4,138万9,000円に達する。追加された歳入の主な部分には、新型コロナウイルス感染症対策基金からの繰入金が含まれている。
さらに、議案第2号についても、令和2年度一般会計補正予算(第6号)を提示した。こちらの予算は、5,507万8,000円が追加され、総額は234億9,646万7,000円となる。ひとり親世帯に対する給付金事業費の増額が目を引く。
会議中、議長の石岡祐二議員は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、緊急性をもって議案を審議する必要があると訴えた。
また、市議の小堀勇人氏が20年以上の市議会議員在職を祝して表彰を受けたことにも触れた。花塚市長は小堀議員の貢献に感謝の意を表した。小堀議員は、地域の発展に向けた意欲を示し、今後の努力を誓った。
再議案件についても重要な審議が行われ、複数の再議に関する議案が採決された。これにより、地方自治法に基づく適切な手続きが保持されたことが確認された。議案に対する質疑は特に活発であったが、結局は全ての議案が原案通りに承認される形で進行した。
この臨時会は、さくら市にとって重要な決定が行われる場となった。特に新型コロナウイルス関連の予算は、市民生活に直結する問題であり、今後も注意深く見守っていく必要がある。