令和2年第1回さくら市議会臨時会が、4月27日に開かれた。
市議会では新型コロナウイルス感染症への対策が重要な議題に上がっており、様々な議案が審議された。
最初に、花塚 隆志市長が提案理由を説明し、承認を求める議案として4件の専決処分が取り上げられた。議案第1号ではさくら市税条例の一部改正があり、所有者不明土地に関する新たな納税義務者の規定が盛り込まれているとした。
また、議案第2号でもさくら市都市計画税条例が一部改正され、法律改正の結果に伴って必要な修正が行われている。
議案第3号では国民健康保険税条例の改正があり、軽減措置の見直しが議題となった。これにより、軽減判定所得が引き上げられることが提案されている。
次に、議案第4号として令和元年度一般会計補正予算についての質疑が交わされた。この補正予算は2672万円の追加が計上され、総額は195億3112万7000円となる。
議案第5号では2020年度一般会計補正予算が取り上げられ、5786万6000円の追加が提案された。新型コロナウイルスによる影響を受けた支出が含まれており、市中小企業への支援策として2000万円が計上されている。
最後に、議案第6号ではさくら市固定資産評価審査委員会の新たな委員が選任されることが決定され、その後すべての議案が賛成多数で承認された。
会議は午前10時に開会し、58分で終了した。議長の石岡祐二氏が閉会を宣告した。今後、議会では新型コロナウイルスに対応するための具体的な施策が焦点となると予想される。