令和5年6月30日、大田原市議会は定例会を開催し、各議案を審議した。
特に、議案第60号の大田原市辺地総合整備計画の変更については、審査結果が報告された。総務常任委員長の櫻井潤一郎氏は、橋梁補修工事費の変更理由を詳しく説明し、資材や労務単価の高騰、さらに橋脚の一部が洗掘されたためであると述べた。委員全員がこの変更の必要性を認め、原案を可決した。
次に、議案第61号こども家庭庁設置に伴う関係条例の整備についても審査された。民生文教常任委員長の滝田一郎氏は、関連法の改正に基づく条例改定について説明し、全員の賛成で原案が可決された。
議案第62号大田原市印鑑条例の一部改正についても審議が行われ、滝田氏は性別の表記を削る目的で改正されると説明した。これも全員賛成で可決された。
また、議案第63号須賀川集会所兼直売センター廃止に関する条例の制定においては、現在の用途廃止による譲渡を行うとの説明があり、賛成多数で原案が通過した。
そして、複数の協議議案が提示され、特に議案第64号及び65号の栃木県市町村総合事務組合に関する協議議案は、全員が賛成した旨報告された。これに続く議案第66号及び67号の区域変更に関する議案も同様に支持され、可決された。
さらに、陳情第2号森林整備に関する意見書提出の件は、地球温暖化対策等と有効な森林環境譲与税の基準見直しに向けたものであり、全員異議なく採択された。
最後に、大豆生田春美議員からの特別委員会の報告が行われ、議会の活性化に向けた取り組みが強調された。これにより、令和5年第3回大田原市議会定例会は全ての議題を終了し、閉会した。