令和元年6月19日、大田原市議会定例会が開催され、議案や一般質問が行われた。
日程第1では、議案第40号から第44号に関する質疑と討論が行われた。議案第40号では、秋山幸子議員が歳入の地方消費税交付金の扱いについて質疑を行ったが、その後に撤回した。小野寺尚武議員は議案第41号にて、住宅借入金の特別税額控除に関する改正内容について質問し、財務部長の後藤厚志氏が詳細な説明を行った。
続く日程第2では、議案第46号の質疑が行われ、地方自治法に基づく委員会付託が承認された。議案第3として、議案第47号から第50号までの質疑、そして日程第4での議案第51号から第53号の質疑、討論、採決が行われ、賛成多数でこれらの議案は承認された。この中には、補正予算や介護保険に関する条例の改正などが含まれた。
その後、一般質問が行われ、菊池久光議員からネーミングライツ導入の提案がなされた。この提案に対し、市長の津久井富雄氏は前向きに検討する意向を示した。続いて、高瀬重嗣議員が生涯学習都市宣言について質問し、教育部長の斎藤達朗氏が施策の実施状況を報告した。最後に、前野良三議員が市営バスの運行経路拡大について質問し、市民生活部長の植竹剛氏が検討を進める意向を示した。
今回の議会では、議案の承認に加え、市民サービス向上に向けた多くの質疑があり、活発な意見交換が行われた。特に、働き方改革や自治会の役割についての議論は、今後の市政運営において重要なテーマとして引き続き関心を集めることが予想される。