令和2年第5回大田原市議会臨時会が開催された。
この臨時会では、会期の決定や主要な議案についての報告が行われた。
まず、議会運営委員長の君島孝明議員は、会期は本日10月30日の1日とすることを提案した。
提案は議長によって認められ、臨時会の会期が確定した。
続いて、会議録署名議員の指名が行われ、前田則隆議員と滝田一郎議員が指名された。
その後、報告第10号から第12号までの市長の専決処分事項が一括で上程された。その内容について、津久井富雄市長が説明を行った。報告には、地方自治法に基づく損害賠償の額の決定や和解が含まれており、いずれも市内で発生した事故に関連している。
具体的には、ブロック塀の損壊、路面の穴ぼこ、消防団車両の脱輪による事故が報告された。市長は、これらの事故に対する対応を明確にし、適切な賠償を行った旨を強調した。
質疑応答では、秋山幸子議員が部活動における事故の教訓を振り返り、女性顧問の配置の重要性を指摘した。
教育部長の大森忠夫氏は、事故後に女性顧問の配置を進めていることを回答した。
さらに、大豆生田春美議員からは損害賠償の計算に後遺症認定が含まれているかが問われたが、教育部長はその旨を示した。
次に、議案第107号の損害賠償の額の決定についてが議題に上がり、津久井市長が詳細な説明を行った。平成28年に発生した柔道部の事故についての賠償が議案として提案され、原案通り可決される見通しとなった。
最後に、議長がこの臨時会に付議された全ての議題が終了したことを宣言し、午前10時20分に閉会した。