令和6年第2回大田原市議会定例会が6月17日に開会した。
会期は6月28日までの12日間と定められ、会議録署名議員として齋藤藤男議員と櫻井潤一郎議員が指名された。議会運営委員長の櫻井潤一郎議員が、定例会に付議される議案などについて説明した。特に、都市計画税や国民健康保険税の改正に関する議案が上程され、財政上の特別措置が求められるなど、重要な議題が多く含まれていた。
また、報告第3号及び第4号に関しては、相馬憲一市長が専決処分事項の報告を行い、積雪や強風による倒木に関する損害賠償の件や、介護予防支援事業の条例改正の内容が説明された。大豆生田春美議員からは倒木の管理について、今後の対策について質疑が行われた。
質疑に対し、経営管理部長の益子和弘氏は、木への目視による管理だけでなく、より詳細な点検を行っていくことを約束した。議会に提出された議案の中には、補正予算案も含まれ、11億4,018万円の増額措置が計上される見通しが述べられた。特に、物価高騰を受けた支援策や学校の熱中症対策についても言及された。
最終日となる6月28日には、採決が行われる予定で、全215件の議案や報告が順次上程される。議会の透明性を高めるため、質疑や討論を通じて、議員と市民との意見交換が求められている。この定例会を通して、今後の地域づくりや財政運営に対する理解を深める機会となっている。議員たちは、市民の利益を第一に考え、議案審議に努める意向を示した。