令和5年5月15日、都内で大田原市議会臨時会が開かれた。
出席した議員は18名であり、会期の決定から報告第4号、5件の議案の上程まで多岐にわたり議論された。
最初に議会運営委員長の菊池久光氏が報告を行い、会期を本日の1日とすることが決定された。
続いて、特定の報告と合計5件の議案が上程された。
中でも注目は、相馬憲一市長が提案した令和5年度一般会計補正予算(第1号)であり、影響を特に受ける低所得の子育て世帯へ児童1人当たり5万円の特別給付金を支給する内容が含まれ、これに対し全会一致で承認された。
さらに、議案第39号も上程され、住民税非課税世帯には3万円支給される経費についても議論された。
質疑応答の中で、秋山幸子議員が下水道事業の進捗について質問し、管渠布設工事に関する詳細な回答が得られた。水道局長の五月女真氏は、この工事の深さと地域の地下水状況について説明し、現地や時期によって異なる旨を強調した。
また、斎藤達朗副市長は、就任の挨拶の中で相馬市長を支え市政に貢献することを約束し、菊池久光議員はその就任を祝う言葉を述べられた。
全ての議案について質疑が行われ、異議なしで進められ、原案通り可決される結果となった。議会は下午10時51分に閉会した。前回の議会に続き、市民生活向けの支援策が継続されることが強調された。市民に向けての政策決定の透明性と即効性のある施策が議会で承認されたことは意義深いと考えられる。