令和元年9月2日、大田原市で第4回市議会定例会が開かれた。
議会の会期は9月2日から17日までの16日間と決定した。
市長の津久井富雄氏から提出された報告案や28件の議案についても上程され、重要論点が慎重に審議されている。
市長は報告第9号において、大田原市消防団車両の物損事故に関する損害賠償について説明した。
津久井市長は「消防団車両の物損事故に係る賠償額を専決処分として報告しました」と述べた。
続く報告第10号では、平成30年度の健全化判断比率や資金不足比率が説明され、質疑も行われた。
市議の星雅人氏は「実質公債比率が下がっている背景には、借入債務の完了がある」と指摘した。
さらに、議案第54号では教育委員会委員の再任について、津久井市長は「深澤道昭氏を再任したい」と強調した。
質疑を経て、全会一致で同意が決定された。
人権擁護委員候補者の推薦に関する議案第55号も提出された。
津久井市長は「後任として本田富士男氏を推薦します」とした。
また、この件も討論を省略し、全会一致で決議された。
その後、議案第80号と81号の令和元年度補正予算案が一括上程され、重要な経費が提案された。
補正額について、津久井市長は「計上した予算は5億180万円の増額で、歳入歳出ともに324億7,080万円に達します」と述べた。
このように、議会では市政の重要政策が多数協議され、各議案が相次いで上程される中で、正当な手続きを経た議決が推進されつつある。