令和4年12月2日に開催された大田原市議会定例会では、様々な重要なテーマについて活発な議論が展開されました。
最初の議題は「GIGAスクールにおけるハード面の整備」についてでした。菊地英樹議員は、タブレット端末の持ち帰り学習や、無償貸出しの家庭学習用モバイルWi-Fiルーターの状況について質問しました。それに対し、教育長の篠山充氏は、持ち帰り学習は各学校で実施しており、家庭環境に配慮した取組を進めていると述べました。モバイルWi-Fiルーターの配備については、調査検討を行っていると回答しました。また、タブレット端末の故障や紛失についても具体的な数字が示され、全体の約4%が故障しているとのことでした。
gテトに伴う新しい体制についても言及がありました。中川雅之議員は、こども家庭庁創設に伴う本市の取組について質疑を行い、保健福祉部長の益子敦子氏は、各部署が連携して子供支援の体制を構築していることを確認しました。
さらに、那須特別支援学校寄宿舎の存続についても議論が続きました。市長の相馬憲一氏は、この問題に関して県と対話を持って対応していく意向を示しました。
新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた本市の対応についても報告がありました。年末年始に向けて人流の増加が懸念されているため、市民に対し予防策の徹底を呼びかける方針が確認されました。特にワクチン接種の推進や感染症対策についての施策が強調されました。
g最後に、大田原市の各種イベント、祭りに対する考え方や、与一まつりの再開についても触れられました。今後のイベント開催に向けて、市としても補助金制度を見直し、より効率的で透明性の高い運営を目指す意向が示されました。
充実した議論が行われた定例会は、市民や団体との信頼関係を築くための貴重な場であったといえるでしょう。