令和4年第2回大田原市議会定例会が6月13日に開会された。出席議員は19名で、議長により議席の変更や会期の決定が行われた。
まず、議席の変更に関して、議長の君島孝明氏が議席の変更を指示した。この変更は会派の変更および結成届を受けて行われたもので、議員名と新しい議席番号が事務局長の渡邉和栄氏により朗読された。各議員の議席はスムーズに決定し、特に異議がないことが確認された。
続いて、会期の決定について議題に上がり、議会運営委員長の菊池久光議員が報告し、会期が6月13日から6月22日までの10日間に決まった。初日は本会議にて、報告や議案の上程が行われる予定である。6月14日は休会となり、以後も複数の会議日程が組まれている。
相馬憲一市長は、開会に際して挨拶を行い、新型コロナウイルス感染症への対策を重点課題とし、市政運営に邁進する意気込みを示した。相馬市長は、市民の期待に応えるため、財政の健全化を目標に掲げ、特に基金の減少を憂慮していると発言した。過去の基金の減少について具体的な数字を示し、今後の対応策として外部の有識者に参画を依頼し、歳出見直しと無駄削減に取り組む意向も示した。さらに、命を守るためには国際的な医療体制を整える必要があるとし、地域福祉や医療の充実にも尽力することを誓った。
また、会期中の議案上程としては、大田原市副市長や教育長の選任についても議題に上がる。本議会で副市長候補として髙橋一成氏が推薦され、教育長候補の篠山充氏も提案された。議員からの質疑も活発で、特に新任副市長の選任理由に関しては地域バランスについての問いがあった。相馬市長は、能力重視の人選であると説明した。これからの議会運営が注目される。