令和6年第1回那須町議会臨時会が開催された。
議会では、町長の専決処分関連の報告、和解に関する議案、緊急の補正予算について審議された。
町長・平山幸宏氏は、冒頭の挨拶で、昨年末から新年にかけて発生した災害についての慰霊とお見舞いの言葉を述べた。特に、能登半島地震や羽田空港の航空事故に触れ、被災者への支援協力を求めた。
本会議での主要議案の一つに、町長の専決処分に関する報告があった。この報告は、令和5年10月に発生した事故に関する損害賠償が約800万円に達するもので、具体的には伊王野保育園での事故に関連する。町長はこの処分の必要性を強調し、議会の理解を求めたが、質疑は行われなかった。
また、議案第1号として提出された和解については、令和4年に町内で発生した部活動中の児童のけがに対する損害賠償請求に基づくものであった。町長は、依然として強い支援の必要性を訴えつつ和解の合意形成がされていることを報告した。
さらに、議案第2号の令和5年度一般会計補正予算(第8号)では、物価高騰への対応策として、地域経済支援を目的とした予算が提案された。この補正予算は、追加で1,160万円を歳入歳出それぞれに計上し、総額157億6,480万円となる見込み。議会はこれも原案通り可決した。
町の将来について、町長は今年の取り組みとして道の駅那須高原友愛の森の整備や新築を報告し、観光地としての魅力向上を目指すことを述べた。新年の縁起の良さを引き合いに、那須町のさらなる成長への期待も語った。
最後に、議회의円滑な運営への感謝を述べつつ、今後の協力をお願いし、臨時会は終了した。