那須町議会定例会が開催され、地域活性化や観光誘客に関する問題が議論された。
那須町と那須高等学校が連携して設立された地域連携協議会では、学校の特色ある運営と地域の活性化を目指し、様々な取り組みが報告された。協議会は、地域住民や学校関係者など25団体から成り、地域の課題解決に向けてを積極的に活動していることが強調された。
また、町と那須高校とのパートナーシップ協定に基づき、地域との連携をさらに強化すべく、校内でのボランティア活動や地域イベントへの参加が進められている。協定から得た成果の一つとして、学校魅力化コーディネーターの活動が挙げられ、生徒たちと地域住民の意識の向上にも寄与している。
加えて、観光誘客を図るために関西方面へのプロモーション活動が計画され、特に福島空港を利用するルートの確保が重要視されている。町長は、同空港を利用したパッケージツアーの開発及び情報発信の強化などの方針を述べた。
道路整備については、国道294号線の進捗状況が確認され、事故防止の観点からさらなる整備が求められた。地域の交通安全を守るためには、町としても県に対して継続的に要望する必要性が強調された。
議会では町有林の伐採計画も取り上げられ、高額な契約が無駄を生むとの懸念が示された。過去の契約における見積りの精査が不十分であったことや、今後の透明性を確保して、競争入札の導入が必要との声も上がった。
このように、那須町の観光振興や教育的取り組みは、町の魅力を高め、地域住民の生活の質を向上させるために重要な役割を果たしている。議会ではこれらの計画を推進する意義が確認され、今後の進展に期待が寄せられている。