令和5年第5回那須町議会臨時会が開催された。
出席議員は13名で、会議は無事に成立した。町長の平山幸宏氏は挨拶の中で、台風の発生についての見通しを示し、特に今年は台風発生数が平年より多くなると警戒を促した。また、本日の議会の主な議題は、二件の工事請負契約の締結に関するものである。
まず、議案第1号では道の駅那須高原友愛の森に新たに農産物直売所を新築する工事契約について説明した。平山町長によると、契約者である株式会社鈴木工業は入札で2億8,380万円で落札したという。質疑の中では、物価の高騰が懸念され、薄井博光議員がその影響について質問を投げかけ、観光商工課長の増子政秀氏は予算内での工事完了を見込んでいると回答した。しかし、町長は予算を優先し、必要に応じて物品の変更も考慮して進める方針を示した。
次に議案第2号について、農産物直売所の受変電設備の更新が議題にあがる。この契約には株式会社HITECが5,852万円で落札した。厳しい質問も続いたが、町の業者の入札状況については、那須町の業者からの参加者はあったが、全体で7社を追加して実施した。井上豊議員は、事業費が想定より高くなった理由を尋ねたが、観光商工課長の増子氏は、以前の予算の組み替えについて詳細を述べた。
最終的に、両議案とも原案通り可決された。町長からは、臨時会の結果に感謝が述べられ、那須町の夏休みの繁忙期への期待が語られた。今後は観光業の活性化に向け、様々な取り組みが進められる見込みである。