令和3年第4回那須町議会定例会が6月16日に開催された。
主要な議題として、3つの補正予算案が審議された。特に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯への支援策が注目される。
議案第5号として提出された令和3年度一般会計補正予算(第3号)は、全議員の賛成を得て可決された。
議案第6号では、第4期那須町地域福祉計画・地域福祉活動計画の策定についても提出され、こちらも異論なく可決される運びとなった。
特に気になるのは、議案第7号として上程された令和3年度一般会計補正予算(第4号)だ。
町長の平山幸宏氏は「新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行う」と説明した。
これに基づき、312名の子供が対象となる子育て世帯生活支援特別給付金事業が盛り込まれている。
小野曜子議員からも支援対象についての質疑があり、十分に審議が重ねられた。
最終的にこの議案も原案通り可決されたことから、予算総額は歳入歳出それぞれ130億6,210万円となった。
平山町長は議会の終了に際して軽やかに挨拶を述べ、全議案がスムーズに可決されたことに感謝を伝えた。また町政の発展に向けて議員と共に努めていくと表明した。
梅雨の季節に入った今、町長からは健康への注意喚起もなされ、締めくくりの言葉が述べられた。
議会は午前10時11分に閉会を宣告し、出席した全ての議員は充実した時間を過ごした。