令和3年6月7日、那須町議会では温暖化や地域発展に向けた重要な議題が提起された。特に温室効果ガス削減対策について、町の現在の排出量把握と数値目標の設定の必要性が強調された。町長は、排出量の把握と削減目標の設定に向けた調査を進めていることを明かした。ただし、この対策には県の気候変動適応センターとの連携の可能性が見込まれている。
また、産業部門からの排出量削減策が急務であることも指摘された。産業界ではすでに多くの削減努力が行われてきたが、さらなる施策が必要との認識が広まっている。町は省エネルギーの推進や再生可能エネルギーのまでも含んだ地球温暖化対策事業の検討を進めており、近々具体的な取組を発表する予定である。
さらに、町土木技師の人材確保についても議論された。現在、技師の不足が課題となっており、採用活動や技術継承が急がれるとのこと。また、石材価格の高騰など、建設業界が直面するウッドショック問題やその経済的影響についても言及された。特に、地域の小規模建設業者はこの影響が顕著である。
最後に、友好都市協定の締結が話題とされ、葉山町との新たな行動による交流の活性化が期待されている。地域活性化への影響は大きいとされ、観光や災害時の相互支援についても具体的な協議が進められ、特に観光地の魅力を強調する声も多く上がった。