令和２年９月１８日に開催された那須町議会では、多数の議案が審議され、可決された。特に注目を集めたのが、令和２年度一般会計補正予算（第６号）である。予算審査特別委員会による審査結果が報告され、質疑は省略された後、原案通りの可決が決定された。
議案の承認には異論がなく、特に財政の健全性が議論された。高橋輝議員は、健全な状況であると強調し、監査委員からも特に問題視されていないことが言及された。
次に、令和２年度国民健康保険特別会計補正予算（第2号）が上程された。こちらも原案通り可決され、高齢者や季節労働者への影響を懸念する意見が出されたが、結果として賛成多数で承認された。
介護保険特別会計補正予算（第１号）も行われた。特に小野曜子議員が反対の立場から討論し、保険料の引上げが高齢者世代に圧迫をかけている現状を訴えた。議会では、健全な介護制度を求めることが重要と考えられている。
また、令和元年度一般会計歳入歳出決算認定議案については、多くの討論が交わされた。小野曜子議員は、町政における住民の生活への影響を指摘し続け、その見解に反対意見が投じられたが、最終的には賛成多数で可決された。
加えて、町有財産の取得についても詳細に報告され、消防ポンプ自動車の購入についての議案は特に議論が交わされた。町長、平山幸宏氏が購入の必要性を述べ、議会はこれに賛同した。
閉会に際し、町長は議員の皆様に感謝の意を表明した。今後、観光業の再生に向けて新型コロナウイルス感染対策を進めていく意向も示した。議会における様々な議題については、町民への影響を考慮しつつ、慎重に対応する姿勢が必要であるとされている。今後、教育や福祉の分野でも様々な施策が求められることが予想される。