コモンズ

那須町議会が定例会開催、観光客数73.3%増加の報告に議論集中

那須町議会第4回定例会で観光客数73.3%の増加が報告され、新たな観光周遊バス運行計画も発表された。
記事公開日:
議会開催日:

令和4年第4回那須町議会定例会が開会された。

議長の池澤昇秋君が開会を宣告し、議員13名が出席する中、町長の平山幸宏君が挨拶を行った。平山町長は、今年のゴールデンウイークにおける観光施設の訪問者数が前年に比べて73.3%の増加を記録し、約36万2,000人に達したことに触れた。新型コロナウイルスの影響で地域経済が苦しむ中、観光客の受け入れ再開を歓迎し、7月から新たな観光周遊バスの運行を計画していると述べた。

主な議題として、報告が6件、町有財産の処分が1件、補正予算が1件の計8件が提案され、議会の審議責任が問われることとなった。特に報告第1号と第2号の内容が際立つ。一般会計繰越明許費については、令和3年度予算で定めた解体事業など16事業の繰越明許費が、総額3億2,894万7,000円となる見込みであると報告された。

下水道事業特別会計の繰越明許費もまた、黒田原地区の建設事業を含む1,600万円となる見込みであり、翌年度に資金が移行されると説明があった。さらに、町長の専決処分に関する報告も行われ、賃料請求事件の調停など、過去に類似の事例はない旨が町から発表された。

経営の健全性が問われる中、那須未来株式会社と農業公社の報告が重要視される。那須未来株式会社は、令和3年度において総収入3億137万9,696円に対し、総支出3億348万5,322円であったため、210万5,626円の当期純損失が生じた。特に新型コロナウイルスによる影響で観光客数が減少し、事業の収益が落ち込んでいると説明された。一方の農業公社は、新たに12区画の町民農園を開設し、全ての利用者が決まったことが報告された。

また、今期定例会の会期は本日から6月15日までの13日間と決定され、議案第1号として町有財産の処分についての提案が行われた。34.71ヘクタールの伐採計画が承認され、これによる収入は年間で1億1,564万4,000円になる見込みだ。

議長が後期高齢者医療広域連合議員の選挙を行い、平山町長が選出された後、散会の宣告がなされた。議会では今後の経済振興や観光開発への期待が語られ、定例会は無事終了した。

議会開催日
議会名令和4年6月那須町議会定例会(第4回)
議事録
タイトルの評価記事の内容は会議録データから適切に要約されており、観光客数の増加や定例会の内容が含まれています。
説明文の評価観光客数の増加および新たな観光事業に関する情報が含まれており、記事全体を正確に要約しています。
本文の評価内容は会議録データに沿ったもので、重要な情報や議題が適切に強調されています。

那須地区の最新記事

大田原市矢板市那珂川町那須塩原市那須烏山市 の最新記事です。