令和元年第3回那須町議会定例会が開催され、報告と議案が議論された。
特に、町長の平山幸宏氏は、過去の議会からの流れや報告について触れ、今後の施策に関する重要さを強調した。
今議会の注目は、那須町の財政状況と各事業の進捗である。大変重要な報告の一つとして、平成30年度一般会計繰越明許費の繰越計算書が提起され、総額は6億1498万2000円となっている。この繰越費用の目的には、小中学校エアコン整備事業などの各事業が想定されている。
報告第4号では、那須未来株式会社の経営状況が報告され、昨年度の収支状況が示された。報告書によれば、総収入は24808万4170円、総支出は23898万9023円とのことで、当期純利益は909万5147円となった。
さらに、議案第1号では、那須町税条例等の一部改正が取り上げられた。改正の内容は、消費税引き上げに伴う税制改正に基づくものであり、特に住民税における控除の拡充や、軽自動車税の見直しに関する変更が含まれている。議案の処理は原案のとおり承認され、町長は「今後の町制度のために重要な改正である」と述べた。
議案第4号の「那須町の森を育む基金条例」の制定についても議論され、森林環境の保護や木材利用のなどが重要なテーマとして挙げられた。議員たちは、地域資源の活用を見据えた政策に対し、積極的に意見を交わし、町の未来に繋がる施策づくりが求められていることを再認識した。
最後に、本日の議題を通じて行われた請願や陳情についても、今後の議会において詳細な審査が行われる予定である。議会は11日間の会期の中で、緊急に対応すべき課題についてもしっかりと議論を進める方針だ。