令和3年第5回那須町議会定例会が開かれ、複数の議案が審議された。
特に注目を集めたのは、一般会計補正予算や各特別会計の歳入歳出決算認定である。
議案第10号の一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決された。
町長の平山幸宏氏は、予算が厳しい経営環境に対応するためのものであると説明した。
議案第11号および第12号では、介護保険特別会計補正予算と下水道事業特別会計補正予算についての審議が行われ、いずれも異議なしで可決された。
特別会計の透明性が求められる中、各議員からも予算の重要性について賛同する意見が出された。
議案第13号から第20号までの決算認定に関しても、出席議員の間で活発な討論が行われた。
小野曜子議員は、特別会計の決算認定に反対の立場を示し、新型コロナウイルス感染拡大がもたらした地域経済への影響を訴えた。
一方、関幸夫議員は、これまでの取り組みを評価し、賛成の意見を示した。
特に、国民健康保険特別会計に関する議案では、小野議員が反対意見を表明し、保険税の負担について問題提起を行った。
対して、平山輝貴議員が賛成意見を述べ、収納率が向上した点を強調した。
さらに、沖縄戦に関連した陳情も審議され、薄井博光委員長が報告を行い、遺骨問題についての賛否が交わされた。
その結果、沖縄からの土砂使用の反対を求める意見書の提出が可決され、人道的観点からの政策決定が後押しされる形となった。
本議会では、町民の暮らしを守りつつ、持続可能な町づくりを見据えた予算が実現された。
a県内の災害対策や経済支援に関する意見が多く寄せられ、今後の政策に活かされるよう期待される。